あぁ、やっぱりあたしは
血も涙も無いやつなのかもしれない
あの子が学校をやめると言った時、涙は一粒も流れやしなかった
周りに便乗して
涙を流そうとしたけど
それでも流れなかった
多分あたしは
あの4人の中の誰かがやめると言っても
涙を流せやしなかっただろう
あたしは随分と非情になったものだ
どうしてこんな子になってしまったのだろうかと
自分でも思う
あたしは人が自分から離れてゆくことが
普通なのだと思っているのかもしれない
いずれ私は捨てられるのだ
結局
あたしみたいな難しいやつは
誰も共にはいてくれないのだ
あたしは
他人から見たらおかしいのだろうか
でも
それがあたしで
それでこそあたしなのだ
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