存在
それは不確かなモノである

生きている時でさえ
他人を介さなければ
それはあっさりとなくなっていく

いなくなれば尚更
存在は抹消される

偉人になれば
存在は確かなモノになる

そうなりたいとは思わない

むしろ
存在が消えてしまえば良いのに
と思う

死にたいわけではない
存在を
消したいのだ

その瞬間に
他人の中のあたしが
全て消えてしまえば良いのに
と、そう思う

存在が消えて
それでもあたしとして残ったモノが
本物のあたしなのだ

他人の目や関係やしがらみを全て断ち切った自分が
あたしの本質なのだ

見てみたいと、思う

自分さえも忘れてしまった
皮の中の自分を

それと同時に
怖くもある

自分の本質がろくでもないモノであることは
想定できる
そして
存在が消えた世界を
怖いと思う

あぁ
あたしは何が言いたいのだろう
ぐちゃぐちゃで

わからない

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